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2026/08/31

社長の話が部下に伝わらない原因は、能力差ではなく受け取り方の違い

先日部下に仕事を任せたら、
私がイメージしたことと全く違うことをしていたんです。

そういうことが良くあるのですが、
部下の能力不足でしょうか?

人と人は違うとよく言いますが、
情報の発信と受け取り方には人それぞれ得意・不得意があります。

自分は基本、自分の得意な方法(スピードや情報量)で相手に伝えています。
部下の得意な受け取り方が違った場合、話が伝わらないのは当たり前です。

部下に伝わらないのには、原因があったのですね!

ということは、部下に合わせたコミュニケーションを取る必要があるのですか?

少し難しいですが、その通りです。
部下に伝わらないのは、上司の責任ですよ。

では、どうすれば伝わるか見ていきましょう。

社長は伝えたつもりでも、部下には伝わらない。

こんにちは。山内です。

先日、倫理法人会の役員会がありました。

私は会長として、提案したいことがありました。

そこで会議が始まる前に、
会をNO.2として支えてくれる役員に、
その提案の背景や目的を説明しました。

なぜその提案をしたいのか。
何を目指しているのか。
具体的に何をするのか。

私としては、頭の中を整理しながら、
できるだけ丁寧に伝えたつもりでした。

すると、その方からこう言われました。

「AIでプレゼン資料を作るので、
今の話を文章にして送ってください」

その瞬間、私の頭の中では、
こんな考えが浮かびました。

「えっ、文章の提案書でよくない?」
「わざわざプレゼン資料にする必要ある?」

でも、次の瞬間に思い直しました。

「あ、これ自分が企業研修でいつも伝えていることやんっ!」

1人ノリツッコミの完成です(笑)

人によって情報の受け取り方が違う

人は、一人ひとり情報の受け取り方が違います。

私自身は、文章で整理するのが得意です。
論理を追いながら読むほうが理解しやすいタイプです。

一方で、その方は感覚的に捉えるのが得意です。
文字よりも、図やイメージのほうが入りやすいタイプです。

長い文章を見た瞬間に、
読む気が下がってしまう人もいます。

これは職場でも、よく起こっていることです。

社長はしっかり説明したつもり。
でも、社員には伝わっていない。

上司は丁寧に指示したつもり。
でも、部下は違う受け取り方をしている。

このズレは、能力の問題ではありません。

情報の発信方法や受け取り方が違うだけです。

さらに言えば、立場も違います。
見えている景色も違います。
持っている背景も違います。

だから、伝わらないことのほうが自然です。

コミュニケーションは「伝えた」ではなく「伝わった」が大切

大切なのは、
「なぜ伝わらないんだ」と責めることではありません。

相手に届く形に変えることです。

文章が得意な人には文章で。
イメージが得意な人には図で。
話しながら理解する人には対話で。

少し手間はかかります。

でも、コミュニケーションは、
伝わって初めて意味があります。

自分にとって分かりやすい方法が、
相手にとっても分かりやすいとは限りません。

部下や社員と話すときこそ、
このひと手間が大切です。

「自分は伝えた」ではなく、
「相手に伝わったか」を意識する。

それだけで、職場のすれ違いは減っていきます。

人の違いを知ることは、
組織を動かす第一歩だと思います。

部下とのすれ違いを減らすために経営者が意識したいこと

では、人の違いをどう知ればよいのでしょうか。

「相手のことを理解しましょう」と言われても、
実際にはなかなか難しいものです。

性格の違いなのか。
経験の違いなのか。
考え方のクセなのか。

そこが見えないまま話し合うと、
どうしても感覚的な判断になってしまいます。

違いを知るのに役立つ利き脳

そこで役立つのが、利き脳診断です。

利き手に右利き、左利きがあるように、
脳にも情報の受け取り方のクセがあります。

文章で理解しやすい人。
図やイメージで理解しやすい人。
人に教えてもらうと理解ができる人。
細かい手順があると安心する人。

こうした違いを、目に見える形にすることで、
相手への見方が変わります。

「あの人は分かっていない」ではなく、
「受け取り方が自分と違うのだ」と考えられます。

これは、職場にとって大きな変化です。

利き脳診断は、優劣を決めるものではありません。

誰が良い、悪いではなく、
一人ひとりの思考の特徴を知るためのものです。

違いが分かると、伝え方を変えられます。
任せる仕事の工夫もできます。
会議での意見の聞き方も変わります。

そして何より、
相手を否定する前に、理解しようとする空気が生まれます。

組織づくりで大切なのは、
全員を同じ考え方にそろえることではありません。

一人ひとりの違いを知り、
その違いを目的や目標に向けて活かすことです。

そのためには、まず「人の違い」を知ること。

利き脳診断は、その第一歩になります。

社員とのすれ違いを減らしたい。
会議で本音を言える組織にしたい。
強みを活かして成果を出すチームにしたい。

そう感じている経営者の方は、
まず自社のメンバーの違いを知ることから、
始めてみてはいかがでしょうか。

利き脳診断について詳しくはこちらを参照ください。

中期計画で、部下の判断基準を揃える

人の違いを知ることは、
組織づくりの第一歩です。

ただし、違いを知るだけでは、
会社は同じ方向に進みません。

なぜなら、人はそれぞれ、
見えている景色も、判断基準も違うからです。

だからこそ、会社として、
何を大切にするのか。
どこを目指すのか。
何を優先するのか。

この判断基準を共有する必要があります。

その土台になるのが、中期経営計画です。

中期経営計画は、
単なる数字の計画ではありません。

社長の頭の中にある方向性を、
社員と共有できる形にするものです。

中期経営計画について詳しくはこちら。

そして、その計画を日々の行動に落とし込むには、
OKRのような目標共有の仕組みが役立ちます。

また、OKRでは、
共有した目標に対して、毎週の進捗確認が行われます。

毎週の進捗確認により、
人と人の違いによる行き違いがあっても、
素早く修正することが可能です。

人の違いを活かすには、
違いを認めるだけでは足りません。

違いを活かしながら、
同じ目的に向かえる仕組みが必要です。

OKRについて詳しくはこちら